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この記事はweb小説のファンタジー、異世界系のジャンルが知りたい人で、
ジャンル分けの意味が分からない人、知りたい人向けの内容です。
私がよく読むジャンルと異世界系web小説によく使われるジャンルの説明で、
意味は主観、私個人の感覚が多少入っているので、
一般の意味とは少し異なる場合があるかもしれません。
それでも、大体は合っていると思いますので、
軽い感じでお読み下さい。
読むハードルを下げるため、漫画版がある小説はそちらを紹介しています。
ファンタジー
異世界系web小説の王道ジャンル。
炎や水、風や地、光や闇、スキルなど魔法が使えたり、
大体が中世ヨーロッパ風の世界で、
現代の私達が住んでいる世界とは、違う理で成り立っている世界（私の大好物です）
ドラクエのような、
ステータスが見えるゲーム的な世界と見えない世界のパターンがある。
転生、転移しない純粋ファンタジー世界のパターンもある。
物語の内容が暗いものはダークファンタジーと呼ばれる。
異世界のファンタジー世界は、
リアルの世の中に絶望した人（特に20代以上男性）が人生やり直しのため、
現実逃避のため行きたがる世界（妄想）
異世界転生
異世界系web小説の王道ジャンル。
異世界転生＝ファンタジーの節がある。
「転生したらスライムだった件」が代表格。
このジャンルを嫌いな人も多い。
勇者、魔王、魔法の登場が定番。
自分が生きていた世界で寿命で死んだ者、
事故や病気などで死んだ者が
自分が生きていた世界とは違う世界に生まれ変わる事。
生まれ変わって赤ん坊からやり直すパターン、
異世界の神様によって転生させられるパターンなどがある。
テレビゲームやパソコンゲームに人生を賭ける廃人や、
自分がプレイしていたゲーム世界への憧れや執念が強い主人公は、
そのゲーム世界に似た世界に生まれ変わる事が多い。
魔王に転生するパターンもある。
自分が生きていた世界で生前に魔法を自分にかけて死後、
赤ん坊として生まれ変わりやり直すパターンもある（これはただの転生）
異世界系web小説のほとんどは、現代人に近いヒト型として生まれ変わり、
その多くは生前の記憶を持ったまま転生する。
まれに異世界で数年経ってから生前の記憶を思い出すパターンもある。
中にはヒト型ではない動物系、魔物系、虫系、武器系、
ごくまれに温泉など、あらゆる物や事に転生するパターンもある。
ヒト型以外に転生すると生きていくのに苦労する場合が多く、
独特の内容、価値観があったりして面白い。
たまに異世界から現代日本的な世界に転生する、
逆異世界転生のジャンルもある。
このジャンルも、
世の中に絶望した人（特に20代以上男性）が人生やり直しのため、
現実逃避のために転生したい人が多い模様（妄想）
紹介記事
異世界転移
異世界系web小説の王道ジャンル。
「Re:ゼロから始める異世界生活」が代表格。
このジャンルを嫌いな人も多い。
異世界転生と似ているが、こちらは生まれ変わる事ではなく、
異世界に住んでいる者が、召喚魔法などで無理やり転移させるパターンがほとんど。
よく分からない理由で転移するパターンがあるが、そこはご愛嬌。
個人が転移するパターン、複数、学校の1クラスが転移するパターンがあり、
まれに学校にいる全員が転移させられるパターンがある。
めったに無いが、国まるごと転移パターンもある。
クラスごと転移の場合、クラスメイトは最初から良スキル、良ステータスで、
主人公は不遇スキル、弱ステータスの場合が多い。
こちらも異世界から現代日本的な世界に転移する、
逆異世界転移のジャンルがある。
こちらも世の中に絶望した人（特に20代以上男性）が人生やり直しのため、
現実逃避のために転移されるのを待っている模様（妄想）
チート
異世界系web小説で多いジャンル。
ハーレム、俺TUEEE系のジャンルとセットが多い。
アニメも放送した「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」は多分チート系。
このジャンルを嫌いな人は結構多い。
チートの意味は
ゲームで不正のような強すぎるスキルや最強ステータスが、
最初から使えたり、持っている事を言う。
転生、転移した世界でも、不正、理不尽としか思えない最強スキル、
最強ステータスなどが最初から使えたり、すぐに使えたりする。
マリオで言うと、スターがいつでも使える感じ。
徐々にチート、急に覚醒チートになる場合もある。
まれに即死チートとか言う、ドラクエで言う所の
「ザキ、ザラキ」のようなものを使える主人公やキャラが存在するが、
個人的にはやり過ぎで面白くない。
知識チートと言う
「生前の知識をそのまま持って転生、転移し、異世界を優位に展開する」
ジャンルもある。
知識チートで生きていく場合、
その世界の政治に参加する場合もあり、面白くなる傾向が高い。
大体は主人公がチートの場合が多いが、
たまに主人公の周りがチートの場合もある。
もう一つまれに、リアル世界での最強人物（何かの達人だったりする人）が、
異世界に行ったり、ゲーム世界に行ったりする、パターンもある。
この場合は、リアルチートと呼ばれ、
バトルが面白い展開が多く、個人的におすすめ。
漫画版転生貴族の異世界冒険録
ＶＲＭＭＯ系
ネット接続型ＶＲゲームで、世界中の人達がリアルタイムでプレイしている大規模なゲームの事で人気のジャンル。
「ソードアート・オンライン」もこのジャンルに該当する。
web小説内では現代の様なＶＲゲームの感覚ではなく、
五感全てが感じられる、もはやリアルと違いがない感覚の話になる事が多い。
このジャンルは
「ソードアート・オンライン」のような、ゲーム世界で死ぬと現実でも死ぬ
「デスゲーム型」と
何度も蘇れる「非デスゲーム型」がある。
リアルさが売りの「デスゲーム型」
なんでも出来る「非デスゲーム型」どちらも違った面白さがある。
ゲーム世界では、どんな事でも出来るため数多くの小説があり、
面白いものを見つけるのが大変。
このジャンルも世の中に絶望した人（特に20代以上男性）が人生やり直しのため、
現実逃避のため、早くリアルと変わらないＶＲゲームの完成を待ち望んでいると思われる（切望）
紹介記事
俺TUEEE系
異世界系web小説で多いジャンル。
後にも書いてますが主人公がほぼ最強のジャンル。
ハーレム、チートのジャンルとの組み合わせが多い。
このジャンルは主人公が自信満々で、
圧倒的スキルとステータスで、敵やあらゆる障害を排除していく展開が多い。
純粋にワンパンで終わるパターンがある。
一見、主人公が最強でほとんどがワンパンで終わる事が多く、面白くなさそうに感じるが、
その主人公でしか倒せない敵、
主人公に合わせて強くなっていく敵などが登場するパターンが多く、意外と面白い展開になる。
圧倒的強さで、敵を倒したり、どんな困難や理不尽も物ともしない、そのあり様は、
非常に爽快で見ていて、とても気持ち良いのが特徴。
中には主人公が強すぎて、バランスが崩れ面白くない場合がある。
ハーレム
言わずもがなですが、
男性主人公が女性キャラにモテモテ状態で、
イチャイチャ、ニャンニャンするジャンル。
エロ展開が嫌いな人は、見ない方がいいジャンル。
中には女性にモテモテなのに、エロい展開にならない珍しい物語もある。
女性読者は引くかもしれないが、男性読者にはやはり大人気のジャンル。
中には人間の女性以外の魔物、精霊などにモテるパターンもある。
女性主人公が男性キャラにモテモテの「逆ハーレム」もある。
異性にモテる展開は確かに面白いが、これが話のメインだと面白くなかったり、すぐ飽きると思われる。
話の流れでそうなるのが理想的。
おっさん
アラサー、アラフォー、アラフィフくらいまでのおっさん主人公が活躍するジャンル。
元々ファンタジー世界のおっさんが、突然能力が開花し活躍していくパターン、
おっさんのまま転生、転移するパターン、
若返って転生するパターン、
赤ちゃんからやり直すパターンなどがある。
酸いも甘いも味わった人生を送ってきた男が、異世界で活躍していく様は、
読者が主人公と同世代の場合には共感しやすく、さらに面白くなる。
このジャンルは人生経験を積んでいない10代、20代が見ると面白くない可能性がある。
紹介記事
じじい
おっさんのさらに上、じじいの主人公が活躍するジャンル。
多くはその生涯で主人公が極めたかった事が極められなかったり、
その他の人生の未練によって生まれ変わる事が多い。
往生したのに、生まれ変わるパターンもある。
元がファンタジー世界の主人公の場合は、
さらなる高みを目指すため、自らに転生魔法をかけ転生するパターンも多い。
人生の何たるかを悟ったじじいが、生まれ変わってやり直すため、
ほとんどの事で動揺したりする事がないため、
肉体的、精神的にも安定しており、主人公最強ジャンルになりやすい。
漫画版賢者の弟子を名乗る賢者（じじいキャラが幼女に生まれ変わる）
主人公最強
俺TUEEE系と類似ジャンルで、主人公が最強のジャンル。
主人公最強の中に俺TUEEEが入っている感じ（私の感覚です）
有名所だと「ワンパンマン」がこのジャンル。
主人公最強でも最初から最強パターン、
徐々に最強パターン、
最強なのに無自覚パターン、
異世界から戻った主人公が最強など様々なものがある。
最初から最強は爽快感が味わえ、
徐々に最強は少年ジャンプ的な努力、勝利、友情感が楽しめたりする。
無自覚パターンは主人公と周りの強さの認知のギャップがあり、ギャグやコメディ要素となり、面白い。
異世界から戻った主人公が最強のパターンは世直し系のジャンルになりやすい。
紹介記事
世直し系
主人公の知識や、圧倒的な強さで、敵やその他の障害を蹂躙していくジャンル。
言わば、水戸黄門みたいな感じ。
作品の数としては少ない。
主人公最強のジャンルとセットの事が多い。
悪を制裁していくという分かりやすく、日本人が好きな展開のため人気になりやすい。
爽快感がこのジャンルの魅力。
異世界で世直し、異世界から現代に帰っての世直しのパターンがある。
他のジャンルでもそうですが、このジャンルでは特に、
架空の話でもアメリカや中国やロシアに似たような国を悪として表現した場合、
web上の小説が全て連載禁止になり、消去される事がある。（個人的には納得いかない）
ほのぼの系
文字通り主人公がゆる～くほのぼのと生きるジャンル。
セカンドライフ、スローライフ系ジャンルもこのジャンル。
主人公は魔王を倒し引退した勇者、
冒険の途中で怪我をし冒険者を離脱せざる得ない者、
転生して戦うのがイヤで、ゆるく生きる者が多い。
このジャンルは個人的に女性にもおすすめ出来る。
主人公はゆるく静かに生きたいのに、周りに巻き込まれれるパターンが多く、
生きていくだけで使うにはハイスペック過ぎるスキルやステータス、
武器などを持っている事が原因の場合がほとんど。
紹介記事
生産系
モノづくりや、ありとあらゆる物を一からコツコツ作って、
徐々に強くなったり、スローライフを送ったりするジャンル。
道具を使って物を作る、魔法などで合成する、錬金するなどがある。
このジャンルの主人公は
初めからモノ作りが好きで自らその職業やスキルを選ぶ者、
転生したら戦闘に役に立たない生産系スキルしかなかった者、
面白そうで生産職に就く者などが多い。
このジャンルは魔法を使って生産や錬成をする場合、
「アトリエシリーズ」のようなゲーム的な要素が強く、
このジャンルが好きな人はドハマりする可能性がある。
最初は戦闘向きでない不遇スキルで物語の始めは弱いが、
後々、凄い武器や伝説級の武器や、
その世界には存在しない物を生み出して強くなる傾向が多く、大器晩成型。
あまりに強すぎる物を作ったりする生産キャラは、生産チートキャラになり、
最強キャラになる傾向がある。
このジャンルは他人がゲームをプレイしているのを横で見るのが好きな人、大丈夫な人におすすめ。
紹介記事
ハクスラ
ハック＆スラッシュの略。
ある層の人達にはとても根強い人気のジャンル。
「切り刻む、叩き切る」を組み合わせた言葉で意味は
敵や魔物を倒す
↓
経験値、アイテム入手
↓
主人公やキャラを強化して、さらに強い敵や魔物を倒す
というプレイスタイルの事です。
簡単に言うと、バトルやキャラ強化に重きを置いたジャンル。
好きですが私が読むweb小説ではあまりないジャンル。
紹介記事
ダンジョン
ほとんどの異世界ものはダンジョンが登場するが、
このジャンルは
物語の内容が特にダンジョンを中心に展開していくジャンル。
有名なのは「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」
先に説明したハクスラのジャンルと相性が良く、セットの事が多い。
種類は
ゲームの「風来のシレン」や「トルネコ」みたいな王道的なダンジョン、
自分の部屋が突然異世界ダンジョンと繋がる、
押し入れがダンジョン化する、
ダンジョン運営などのパターンがある。
ダンジョン好きには堪らないジャンル。
復讐系
文字通り主人公が自分を苦しめたキャラ達に復讐していくジャンル。
その世界の主人公が、生まれた頃、幼少期に転生してやり直す場合が多く、
その後、復讐を目的に物語が進行していくのがほとんど。
このジャンルは軽い復讐ではエロ的な要素が多く、
重いものは読むと気分が悪くなるレベルのものがあり、
まともな人にはあまりオススメ出来ないジャンル。
内政、戦争系
主人公が異世界に転生または転移した先でその国の政治のトップになって政治をしたり、
その国の戦争や政治的駆け引きに参加していくジャンル。
エルフや魔法などのファンタジー要素は含んでいるが、
政治的駆け引きが中心なので、ちょっと変わった異世界ものを読みたい人におすすめ。
個人的にこのジャンルには名作、良作が多いと思っている。
緩いものもあるが、人がたくさん死ぬ内容があったりするので苦手な人は注意。
紹介記事
まとめ
いかがでしたか？
細かく言うともっとあるのですが、私が読んでいるのは大体このジャンルです。
読むハードルを下げるため漫画版がある小説は漫画版を紹介しています。
web小説初心者の人はジャンル説明を参考にして、
興味があるジャンルを読んでみてはいかがでしょう？
