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今回紹介する作品は
「ステータス表示など、創作の中だけにしてくれと思ってた時がありました」という作品です。
どういう物語かネタバレがあまり無いように少し説明しますので、
興味ある人は読んでみて下さい。
ジャンル
異世界転生
ファンタジー
魔法
チート(徐々に)
無自覚世直し系
web小説初心者の人でジャンルの説明が知りたい人は↓の記事を読んで見て下さい。
個人的な見解はありますが大体合ってます。
どんな人におすすめ?
主人公と簡単なあらすじ
テンプレな死に方をした、主人公。
とある会話の流れから「ダイス」と名乗る。
特殊なスキル「イカサマ」が使える。
あらすじ
テンプレな死に方をした主人公。
気が付くと彼は、自称、神と言っている人物から
「ダイスを投げろ。それがお前の運命とも言える力が決まる」と言われます。
20面ダイスを10個持たされた彼が考えていると、
自称、神が「お前には期待していないからさっさとしろ」と言われます。
何を言っても無駄だと思った彼は、ダイスを振ります。
振った結果、神から「残念ながら、長くやっていけそうにない」と言われ、
せめてもの情けで、元々あったスキルは、そのままにしておくと言われます。
そしてすぐに、神からスキルを与えられます。
そのスキルは、
「言語理解」「数の理」「鑑定」「イカサマ」「並列操作」
「初歩魔術」「対人闘技」「異世界の教養」でした。
神に「最後に何か質問はあるか」と聞かれた彼は「ステータス表示的なものは無いのか」と神に問います。
神の答えは「そんな都合の良い物は無い、欲しいなら作れ」と言われます。
それに加え「初歩魔術じゃ無理」的な事も言われます。
その後主人公は、だだっ広い草原に放り出され、そこから物語は始まります。
この作品の魅力
感想と個人的評価
この作品は少々特殊なスキルを持った主人公が、知らず知らずの内に世直しの様な事をしていく感じの物語です。
過剰な、病的なまでの主人公の人間不信が目に付く作品ではありますが、
私自身はこの作品の主人公の価値観に近いので、とても共感してしまいました。
もちろん自分勝手な価値観でしかなく偽善なのは分かっていますが、
殺されてもおかしくない人間は、無数に存在すると私は思っています。
だから、異世界の様な現代社会のルールが通用しない世界では、
この作品の主人公の様なスタンスはむしろ、普通だと思います。
少し読みにくく、主人公の敵達のせいで少々胸くそ悪くなるかもしれませんが、
物語としては、かなり面白いと思いますので、興味ある人は読んでみて下さい。
読みやすさ | |
---|---|
ストーリー | |
バトル | |
主人公 | |
その他キャラ |
webの連載サイトと書籍情報
著者:サン・セバスチャン
小説は「小説家になろう」と「カクヨム」で連載してます。
書籍化の報告が、作者の方から2020年12月頃にあったのですが、現在はどうなっているか分かりません。
まとめ
数ある、なろう作品の中でも、主人公の「性格、スキル」のユニークさがキラリと光る作品です。
この主人公が胸クソキャラ達を屠る描写が、私は面白いと思いました。
好き嫌いが分れる作品かも知れませんが、興味ある人は読んでみて下さい。