雑記

物語(フィクション)を読む時の不文律の話

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

こんにちは、水瓶座男のTKです。

私はかなり前から疑問に思っていた事があったのですが、

最近その疑問が解決する出来事がありました。

それは、漫画、アニメ、小説家になろうなどのフィクションの感想に

物語自体の否定をするアンチの人達に対する疑問、違和感でした。

もちろん物語の内容の感想は人それぞれで否定的な感想があるのはむしろ健全でしょう。

しかし中には、あまりに意味不明なフィクションの作品自体の

否定をする感想を言っている人がたまにいます。

今回はそれに対する私の考えが纏まったので、書こうと思っただけの私個人のつぶやきです。

それでも興味ある人は読んでみて下さい。

不文律

まず知らない人のために、この記事のタイトルにある「不文律」という単語の意味を説明します。

不文律とは物凄く簡単に言うと、「法律に載っていないルール」の事です。

会社独自のルール、学校独自のルール、家庭独自のルールなどがそれに当たります。

学校で言うと「髪の長さ」の決まりとか「スカートの長さ」の決まりとかがそれに当たります。

家庭でも、その家独自のルールがたくさんあると思います。

そういう法律には載っていないが、法律ほどの拘束力があり

それを守らないと「秩序が乱れたり」「物事が始まらない」ルール不文律と言います。

不信の停止

それで最近、フィクション作品を読む中で、それは不文律だろうと言う事の説明が出来る

とある言葉を知りました。

それが「不信の停止」または「不信の一時停止」です。

私も詳しくは理解していませんので簡単に言います。

「不信の停止」とは、演劇などのフィクション作品において

「虚構の世界と知りながらも一時的に本物だと信じ込んでしまうこと」

「劇の効果を楽しむことと引き換えに非現実的な内容を受け入れる」

事を言います。

この言葉を知った私は長年疑問に思っていたある事が、論理的に説明出来ると思いました。

それが冒頭でも少し書いた、フィクション作品などの作品自体に関する否定をする人達の違和感についての説明でした。

私は飽き性で、興味持った時はずっとそれを続けると言う性質なのですが、

その中の一つに、小説家になろうなどのweb小説を読むのが趣味の時期があります。

このブログでも何作品か紹介していますので、興味ある人は読んでみて下さい。

web小説作品紹介一覧

それで「不信の停止」という言葉を知った私は、

漫画、アニメ、ゲーム、web小説を

見る時、プレイする時、読む時の不文律は

「不信の停止」だ!

と言う考えになりました。

これはよく考えると当たり前なのですが、

その作品世界の設定を受け入れないと、あらゆるフィクションは楽しめないと思います。

ですので「不信の停止」は不文律だと私は思います。

物語の内容の好き嫌い、面白い、面白く無いの感想は自由です。

しかし、フィクションのジャンル自体を否定する人は、

読むのに向いていないので、別の何かをした方が建設的です。

これをweb小説で言うと、

テンプレ過ぎて面白く無いとか、なろう作品は全部似たような作品とか

言う人です。

こういう人達は「不信の停止」を守っていないので、

「フィクション自体の否定」、フィクションの作品で「現実世界のルールや考え」で物を考え発言します。

だから、私は違和感があったのだと思います。

私が今まで最も「それを言っちゃおしめぇよ!」と思った感想が、

「そんなんありえへん」「リアリティが無い」とかです。

この二つの感想は「何言うてんの?」ってなりませんか?

「そんなんありえへん」は頼むからもう読まんといてって感じです。

現実とは違う理で、起きる様々な出来事が面白いのに、「ありえへん」の感想は意味不明です。

「リアリティが無い」はまだ、百歩譲って分かるかな?って感じです。

でも剣と魔法の世界のリアリティは作者が決める事ですので、

合わない人は、読まなければいいだけの話です。

まとめ

何度も言いますが、内容の感想は作者が傷つかない程度で自由に言えば、

その作品のためになると思います。

しかし、「不信の停止」を守らないで言った感想は、ただの誹謗中傷になるような気がします。

ですので、そういう人は読んでいないで、どうぞ別の事をやって下さい。

今回私がピンポイントで言いたかった事は、

「現実世界には無い法則で構成されている、ファンタジー世界を楽しむスタンスが無い人」

なろうなどのweb小説は向いていないので、読まない方が良いんでは無いかと言う事です。

こんな事を言っている私ですが、無意識に作者を傷つける感想を言っているかもしれません。

その時は削除します。

という訳でフィクション作品の不文律の話でした。

読んで頂いた方はありがとうございました。