この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。
こんにちは、水瓶座男のTKです。
今回は私がコンビニで働いていた時の小話です。
私は昔、安い方の商品が置いてある緑のコンビニで1年と少し、
有名な緑のコンビニに吸収された、赤いコンビニで4年ほど働いていた経歴があります。
赤い方のコンビニでは夜勤で、働いてから1年後くらいから、ワンオペになりました。
ワンオペとは、シフトで1人で働く事です。
防犯の観点から考えると相当危険でしたが、それが出来るほどにヒマなコンビニでした。
今はもう潰れてありません(笑)
潰れると分かってはいましたが、思っているより早く潰れたので、苦笑でした。
今回はその時にたまに来ていた高校生くらいの少年の話です。
興味ある人は見て下さい。
思ったより長文ですので、ヒマな時に読んで下さい。
未成年Aとその仲間たち
コンビニ経験者は100%分かってくれると思いますが、コンビニには本当に色々な人達が来店します。
忙しいコンビニで働くとそれはもう地獄を見ますが、
ヒマなコンビニだとある程度、人を見る余裕が出来ます。
特にワンオペで夜勤は、時間が長いし、全てのお客を自分が対応します。
それに来店するお客さんのほとんどが固定客なので、自然と顔を覚えます。
その中で、たまにタバコを買おうとする未成年の少年A君と何人かの仲間たちがいました。
A君は、高校生くらいで、まぁちょっとヤンチャそうな見た目の少年でいかにも、タバコを吸っていそうな感じでした。
私が働いてすぐにも、たまに買いに来ていて、その時から店長に絶対売らないよう何度も釘を刺されたので顔はすぐに覚えれました。
余談ですが、コンビニの年齢確認のタッチが面倒くさいと思った人は、
本当にお願いですから、何も言わずにタッチして上げて下さい。
あれを一番面倒くさいと思っているのは、何よりも店員自身で、重々分かっています。
あれは未成年者飲酒・喫煙禁止法で定められていて、どうしても必要な作業なんです。
たまに年齢確認作業で、文句を言うお客に当たったらもう最悪です。
ですので、本当にすぐに押してあげて下さい。
元コンビニ店員からの切なるお願いです。
話を戻します、私が働いて1年くらいは、店長かもう1人の人と一緒のシフトだったので、
A君はそんなに来ませんでした。
そこから私がワンオペになってから少し経ったある日、A君がやって来ました。
それでA君は「タバコをくれ」と私に言ってきました。
そこで私はマニュアルの年齢確認の出来るものの提示を求めました。
案の定、無理だったので帰りました。
その後しばらく経ったある日、また来店してタバコを求めます。
その度に先のマニュアル攻撃で、クリアしていきます。
ある時はA君の仲間の誰かが代わりに来ます(笑)
これは何で仲間か分かったかと言うと、
ある日A君がいつも通り来て、タバコが買えないと分かると、
すぐにコンビニの外でたむろしている、仲間の1人が来たからです(笑)
私が仲間に気付いていないと思っての作戦だったのでしょう。
しかしそんなある日、普通に20代前半の男性にしか見えない人が来店し、
タバコと言ってきたのでタバコを取り売ろうとしました。
しかし、なんとなく入り口付近を見ると、A君とその仲間たちがその男性を凝視していました。
そこでピンッ!ときた私は、とっさの判断でその男性に年齢確認を求めました。
すると不機嫌になり、グチグチ言ってきましたが、私は身分証を出してと言い続けます。
20歳以上の人は、8、9割の人は身分証明を出来る物を携帯しているはずのなので、出せないのは未成年という事がほとんどです。
たまに持っていない20歳くらいの人がいますが、その時は諦めてもらいます。
それで、その男性に身分証の提示を言い続けると諦めて帰りました。
危うく売って大惨事になる所でした。
大惨事とは、法律の事です。
「未成年者飲酒・喫煙禁止法で、未成年(満20歳に達しない者)が自ら使用することを知りながら、タバコを販売した者は、50万円以下の罰金に処罰する」と定められています。
簡単に言いますと、「売った店員が罰金50万円以下で、しかも、そのコンビニでタバコと酒の販売禁止または取消」です。
もしかしら、しばらくの営業停止になるかもしれません。
現代はヘタすると店が潰れます。
本当にシャレにならないので、未成年の人はその事をぜひ肝に銘じて欲しいです。
それからも、そんな不毛なやりとりが1年単位で何回かありました。
「鳥頭」と言う言葉がありますが、いくら何でもこの少年達はヒドイと思いませんか?(笑)
鳥頭とは言え、一応人類な少年達はある日来なくなりました。
猿よりも遅い学習速度でしたが、やっとかと思いホッとしました。
それから半年以上たったある日、なんとA君がやってきました。
その時A君は、長期間店に来ていなかったので、私が忘れているだろうみたいな雰囲気で来ていました。
そしてA君は言います、「タバコくれ」と。
同じ人類として、「嘘やろ!」と思いました。
もう飽きれを通り越してましたが、仕方なく対応します。
私は言いました、「久しぶりやな!」
するとA君は、「なんや覚えてたんか」と言ってきました。
あれだけ何十回も来といて、覚えられていないと思っているのはおかしい。
そして、この鳥頭の少年に言っても無駄ですが、先ほどのあれを言いました。
「勘弁してくれ、未成年にタバコと酒売ったら、俺が罰金50万円以下で、しかも、そのコンビニでタバコと酒の販売禁止になんねん。お前はその責任取れんのか?」
的な事を言いました。
それを聞いた少年は、分かっていない様な表情で仕方なく帰りました。
流石にもう来ないだろうと思っていたのですが、
なんと!しばらくしたらまた来ました。
しかも、「なぁタバコ売ってや~」的な発言までしてます。
人類という種は、いつからこんなに知能が低くなったのでしょうか?
頭の良い鳥でカラスがいます。
知能としては、5,6歳の子どもと同程度くらいと見た記憶があります。
そんなカラスでもダメだと学んだことは、数回で学びもうしません。
しかし、人類種の16、17歳は学んでも同じ事を繰り返します。
もう疲れます精神が。
それからもこの少年Aと仲間達は来店し、基本はタバコのやりとりがあります。
ある時は少年Aと万引きを巡る攻防がありました。
実はやっかいな事にこの少年Aは万引き癖もある阿呆でした。
もう働いていたコンビニは無いので言いますが、実は何回かこの少年Aに万引きされました。
正直、ワンオペでは手の打ちようがないです。
何かの作業中、別のお客さんの対応中は何も出来ません。
その時に盗られました。
私は悪くありません。
ワンオペにした店長が悪い(笑)
さいごに
このブログを読んでいる人は、この少年が特別アホだと思った人もいるでしょう。
しかし、残念な事にたまに大人でも現れます。
大人の場合は少年の比じゃない、面倒くささ、厄介さがあります。
私の場合ワンオペなら、ワンオペじゃ無くても即、警呼びます。
コンビニは多種の業務を個人がこなさないといけないので、
そんな人達に構っている時間はありません。
たまに真面目な店員が、ずっと対応しているのを見た事があります。
もし、そういう人がこのブログを見ていたら、ぜひ遠慮などをせずに警察を呼んだり、周りに助けを求めて下さい。
そして、誰も助けてくれない場合は逃げて下さい。
少年Aより知能指数が低い大人は、何をするか分からないので、早めに助けを求める事が店のためになります。
それ以前に自分の身の安全を絶対の最優先にして働いて下さい。
たかがバイトで怪我や死ぬのは、アホらしいにもほどがあるので。
最後に一応言っときますが、
お客の逆バージョン、店員のアホパターンも最近増えているかもしれません。
私はアホ店員の場合は、即本部に苦情のメールを送っています(笑)
もちろん明らかに言動がおかしい時だけです。
と言う訳で今はコロナで大変ですが
コンビニ店員さん、お客さん、どちら側でもある程度やさしい感情で見守ってあげて下さい。
どちら側の経験もある私からのささやかなお願いです。
以上元コンビニ店員の少年Aの話でした。